フルハウス以上が揃った時のみ勝負をしよう
本日の日経平均株価は前営業日比-3.11%の16,147円,TOPIXは前営業日比-3.03%の1,299ポイントで引けました.先週木曜日の急落に加えて,日本が休日である金曜日に急激に円高に振れた事が重なり,本日は大幅安となりました.寄り付きこそ弱かったものの,本日は特段の材料もなかったため日中はほとんど動きませんでした.
値上がり銘柄数が168に対して,値下がり銘柄数が1758という数字から見ても,本日は日本マーケットにとって厳しい1日でした.
マーケットトレンドは一瞬上昇トレンドへと転換したかのようにも見えましたが,あっけなく元のレンジに戻ってしまいました.
先週の記事でも書いた通り,今週の動きは読みづらいです.週の内3日連続で休みが続くため,上昇方向にせよ下落方向にせよエネルギーが溜まりやすいです.そのエネルギーが放出される時,万が一自分の思惑とは反対方向に動いた時,被る損失も自然と大きくなってしまいます.
これはトレードの基本である損小利大に当てはまらず,大きな損失を被ってしまう可能性もあります.加えてドル/円レートは急激な円高が進んだあと一旦落ち着いていますが,まだ落ち着くか判断しづらい状況にあります.
僕はこのような不安要素がある中での連休を挟むリスクを取りたいとは思いません.
従って,すでに持っているポジションはエントリー時に定めたルールに従って売買を続けますが,今週は新たにポジションを立てる事はないと思います.
投資というのは,ある意味いい手札が揃った時のみ勝負するという事を選択できるポーカーです.フルハウス以上が揃わなかったら勝負しなくてもいいんです.
わざわざ見通しが立たないタイミングでリスク資産の比率を増やす必要はありません.
こういう混乱時にアグレッシブに取りに行く一流の投資家もたくさんいらっしゃいますが,それはこの状況でもクリアに先を見通せる力があるからです.下手に真似をしてしまうと怪我をしやすい相場ですので,拙速な判断とならないよう気を付けましょう.
最後に・・・失敗の中から真理を探す
Contents
- 投資は失敗の連続
- 失敗との付き合い方1つでその後が大きく変わる
- マーケットを精進の場として捉えよう
前記事まで具体的な投資手法を書いてきましたが,ブログ紹介の最後の記事として,少し視野を広げて投資というものについて僕なりの考えを書いて見たいと思います.
続きを読む4.EntryとExitの具体的な手法
Contents
- ExitのタイミングはEntryの時に決まる
- トレンドフォロートレード
- ブレイクアウト投資法
- カウンタートレード
- まとめ
取引対象となる可能性がある銘柄が並ぶ監視リストを作り,日々の動きを監視してようやく有望株を見つけ出したら,いよいよ取引に入ります.有望株であっても取引のタイミングを間違えると結局損失に終わってしまうことになります.
株取引の問題を極めてシンプルに言えば「何に,いつEntryして,いつExitするか」という3点に要約できます.
この記事ではEntryとExitのタイミングについて,僕が実践している方法を書きます.
続きを読む2.株のリストはこう作る
Contents
- オニールのCAN-SLIM
- Current earnings
- Annual earnings
- New product or service
- Supply and demand
- Leader or laggard
- Institutional sponsorship
- Market
- まとめ・僕が実践しているリスト作り
投資を始めた時,初心者が最初に苦戦するのがこの銘柄選択の方法ではないでしょうか.日本企業だけでも上場企業数は3,500社を超えています.
この中から自分が取引をする銘柄をどう選ぶのか,その方法は人によって異なります.もしどうしたらいいか分からないようでしたらまずは僕の方法を参考に取り組んで見てください.
続きを読む1.全てに共通するルール
Contents
- マーケットと力比べをしない
- バフェットとの力量の差を知る
- 僕の絶対ルール
どんな投資法であれ,その前提となる信念や哲学が存在します.この部分を理解しないで手法だけ学んでも投資では思うように結果が出ません.この記事では僕が投資を実践するにあたっての前提となる考え方を紹介したいと思います.
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