○一は全・全は一●

マーケット分析、投資手法の紹介記事がメインです。投資に関する意見や質問はお気軽にコメントください。ブログ紹介:http://skoumei.hatenablog.com/entry/2016/04/30/173822

マーケットを選ぶ・・・ライブ配信サイトについて調べて見ました

ゴールデンウィークの真っ只中、体を痛めている今日この頃。。。。

 

日曜日の夜にストレッチをしていたら、変な動きをしてしまい、肩の

筋を痛めてしまったようです。普段はやりたいことが多すぎて時間が

追いつかないのですが、首から肩にかけて感じる激痛で、普段やって

いることはなに一つ手につきません。

 

何をしようかとネットサーフィンをしていたところ、ふと学生時代に

はまっていた「ニコ生」を見たくなって、昨日は一日中動画を見ていました。

僕自身も楽器をやっているので、放送主が楽器を演奏する動画を中心に

見てまわりました。とても楽しい時間を過ごすことができました。

 

ニコ生とはニコニコ動画の中のサービスの一つで、個人が自分を撮影し、

リアルタイムでネットに配信することができます。

 

最近は、個人がインターネットを使って生放送をするサービスが充実

してきているようです。例えば、代表的なサイトとしては以下のものが

あります。

 

ニコニコ生放送

dic.nicovideo.jp

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◆ツイキャス

http://twitcasting.tv/indexhelplay.php#live

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Ustream

http://www.ustream.tv/jp/getting_started/?utm_campaign=jp_ustream&utm_source=sg&utm_medium=web

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そのほかにもFC2やLiveTubeなど様々なサイトがあるようですが、今人気

なのはこれら3つかと思います。

 

さて、サイトを見て回っていると、本当に様々な放送主がいることに驚か

されます。夜にお酒を飲みながら楽器演奏を配信する社会人、

バイト前の時間を使って配信する学生、朝起きて身支度をしてすぐに

配信をする高校生などなど。。。。

 

ツイッターやブログが世の中に行き渡り

「先進国に住む人は一人一人が個人のメディアを持つようになった」

ことは十分に認識していたつもりでした。しかし認識が甘かった。

やはり見聞きをするだけでなく、体験してみることは大切さです。

 

音楽、絵画、ゲーマーなどなど、今まで企業が積極的にビジネス化に乗り

出してこなかった分野はトップ数%の人しか職業としてその分野に

取り組むことはできませんでした。

しかし、個人が映像と音声のメディアを持つようになった今、埋もれていた

才能が新たなエンターテイナーとしてマーケットを築く可能性は十分にある

と思います。

例えば、生放送を開始すれば何百人とリスナーが集まる放送主は多くいます。

学生をしながらあるいはサラリーマンをしながらも、ネットを通して自分の

音楽を配信して、多くの固定客がつくようになったら試しに自費でCDを

出してみる。最終的に音楽一本で食べて行くまでならなくても、一つのビジネス

として発展する可能性は高いと思います。

また、これはもっと大事なことだと思いますが、自分の趣味を気軽に他人と

共有できる環境が整ったことは人生の幸福度を劇的にあげる効果があります。

 

ライブ配信のサービスが今後ますます多くの人を幸せにすることを願いたい

ものです。

 

最後にもう一つだけ、ビジネスの観点で感じたことを書き留めておき

ます。表題にも書いた「マーケットを選ぶ」ことの大切さについてです。

配信を見て回っていた時に、多くの配信主が来客数を少ないと悩んでいる

ことに気がつきました。

上でも書いた通り、今は多くのライブ配信サイトがあります。それぞれのサイト

に特徴があるという点は一度見れば誰でも気がつくと思いますが、サイトの特徴

は利用者の層に影響します。つまり、同じ動画配信サイトでも各サイトの中心

となる利用者は全く異なります。

 

Ustreamであればそもそも海外から日本へきたサービスであり、海外情勢に

ついて配信している動画が多いです。また学術的な内容や、政治経済など

固い内容の公式配信が多く、その利用者はグローバル視点を持ったビジネス

マンが多いのではないかと予想されます。

 

ツイキャスであれば、画像などの質を落としてもお手軽に配信できることを

大事にしています。ツイッターフェイスブックミクシーなどと連携を

取っていることを考えれば、日本の女子高生を中心に人気が広がったことも

うなづけます。

 

配信をする目的は人それぞれですので、もちろん来客数が絶対的な指標

ではありません。しかし来客数を増やすことを一つの目標にしているので

あれば、自分が配信する内容が固い内容なのか、くだけた内容なのか、

音楽であればどの世代に響きそうなのか、などなどマーケットの視点で一度

考えてみることはとても大切だと思います。

 

特に、学生さんの配信者も多いようですので、授業で習うよりよっぽど

マーケティングの勉強になるのではないでしょうか。

 

今後も多くの才能がネットを通して小さく生まれ、大きく羽ばたくことを

願いたいものです。