【日曜に考える】20年先の未来で君は何をする?
AlphaGoという名前のAIが囲碁の最強棋士と謳われる人物に3連勝した今週、僕らの未来ついて改めて考えました。今回のAIの勝利は未来に大きな可能性を提示しています。
AIによる制御のもと、耕作機は自動で種を植え、スプリンクラーと給排水器は自動で最適な水分を与える。農作物に異常がないかドローンが定期的に監視に回り、天候に以上を感じれば自動で農作物の周りを壁と天井で囲む。
人間が働かなくとも、AIとロボットが勝手に食料を作ってくれます。
身の回りにある他のものはどうでしょう。
ディープランニングの技術により取り込んだ過去の画像を元にAIが自動的にデザインをすることはすでに始まっています。ロゴから始まり、テーブルや椅子などの実用品、そして音楽などの芸術作品すら、既にAIによる創作が始まっています。
日本でもAIによって生み出される創作物の知的財産権をどうするか、議論が始まっています。
出典:AIによって生み出される創作物の取扱い
平成28年1月 内閣官房 知的財産戦略推進事務局
3Dプリンターを 組み合わせれば、身の回りの製品も簡単に作れそうですね。
なんだかSFのようですが、そんな未来が一歩一歩着実に近づいてきているような気がします。
さて、お聞きします。
働かなくても衣食住に困らず、自由な時間が増えたら何をしたいですか?
この質問に答えられないとしたら、今の生活の何かを見直す必要があるかと思います。
僕の身の回りには驚くような時間と精力を仕事に傾ける人が多くいます。皆、仕事ではきちっと成果を残していて、仕事中の姿はキラキラしています。
そんな友人の一人に久々にあって一緒に食事をしました。とても楽しい時間だったのですが、彼から目の前の仕事以外の話題が全く出てこなかった事は残念でした。
働く必要性が低くなる未来では、きっと人々は時間の使い方に困る事が多くなると思います。もしかしたら今、遊び呆けていると思われているような人が、未来では時間の使い方を提案できる貴重な人材になっているかもしれません。
ハマっている仕事にわざわざブレーキをかける必要はありませんが、それでも情報収集とそれに対する考察の時間、そして定期的な遊びはやっぱり欠かせないと思った週末でした。