今は素直に稼ぎましょう
本日の日経平均株価は前日比+3.23%の16,911円、TOPIXは前日比+2.92%の1,371ポイントで引けました。
市場では為替、経済指標、個別ニュースなどどの分野でも大きなニュースはなく、刺激がない中で需給のバランスによって動いた相場だったと言えます。
2日間で約1000円はさすがに上昇が急だと思いますが、テクニカル指標で見ると、25日騰落レシオが115.01、松井証券のネットストック速報における信用評価損益率は-7.74%とやや加熱に近い程度の水準に止まっています。
本日の企業決算は56社ありましたが、市場コンセンサスに未達、もしくは途中経過として追いついていない企業が大半を占めていました。為替水準を見れば一目瞭然ですが、日本の経済のファンダメンタルは良くない事がここの企業決算からも見て取れます。
本日は4月第一週の投資主体別売買動向も発表されました。
(単位:百万円、▲は売越し)
海外投資家 32,662
生 損 保 ▲4,020
銀 行 ▲14,734
信 託 銀 行 154,198
その他金融 5,765
事 業 法 人 37,599
その他法人 9,354
投 信 41,367
個 人 11,081
やはり、信託銀行が大幅に買越しているのがわかります。先週の発表後にも書きましたが、この後ろにはGPIFとそれに追随する年金のお金が動いていると思います。
一方で海外投資家は13週ぶりの買越しです。買越しの額は大きくありませんが、この数字は、そろそろ売りが枯れてきたという事を指し示しているのではないでしょうか。
急激な上昇が続きましたが、マーケットの中期トレンドはまだ変化していません。
ただ、幸いな事に本日トレンドラインにタッチをしましたので、もしかしたら明日にもトレンドを突き破って上へと抜けるかもしれません。直近の動きには出来高もともなってきておりますので、上昇後はすぐに下落する可能性が低く、上がったところで一旦レンジを築くか、もしくは一気にもう少し高い水準まで上がるかというところかと思います。
その後の上昇が短期の相場になるか、中期の相場になるかはまだわかりませんが、相場の地合がいい時は、資金が流入している個別銘柄に投資をすることで大きな収益を得る事ができます。
来週はいい稼ぎ場になる事を期待しながら明日を待ちましょう。