面白きことは良きことかな
先週から日経平均は大した動きがないまま時間が過ぎています。本日は権利付最終日でまだ目立つ動きがありませんでした。今のところ先物市場の動きにも大きな動きはないようです。明日は権利落ち日で多少の調整が入るかと思いますがドル/円レートも落ち着いていることから大きな変化を生み出さないかと思います。
先週はこのマーケットに対して、上昇の強い銘柄を買い入れて稼ぐ戦略で対応しました。この戦略は今週も継続でいいかと思います。ただ月末をまたぐ時の動きは要注意です。また先週から気になっていることではありますが、出来高が少ない状態が続いているのも気になるところです。
テクニカル面では騰落レシオが129まで上昇し、ネットストックの信用評価損益率は-9.5%となっています。
日本株は2月半ばから短期の上昇トレンドを保っていますが、最近はトレンドラインに近い位置で推移しており、その状態でテクニカル面で加熱を示す数字が出ています。いつトレンドラインを割り込んで、下降トレンドに入るか分からない状態です。トレンドの変調を力強く後押しするイベントとしては月末をまたぐことと、金曜日に米雇用統計の発表があることがあげられます。
これらのポイントを注意深く監視しながら、今週のマーケットを楽しみたいと思います。
私の好きなジョージ・ソロスの名言の一つに「いい投資は退屈なものだ」というものがあります。いい投資ができた時、購入した株がトレンドを変えることなく上がり続けるため、その間は取引を行うこともないので退屈であるということだと思います。
それはその通りだと思いますが、せっかくやるなら視野を広げて銘柄を保有している時のホームワークも楽しみたいものです。