世界と比較すると強い動き
本日の日経は17,103円で引けて引き続き直近の上昇トレンドラインの近辺での動きを保っています。一方、騰落レシオは124、信用評価損益率は-8.4%と過熱気味を示しています。
本日の動きを見ると権利落ち日としては株価の下がり幅が少ない印象を受けますが、東証一部の売買代金は1.83兆円と少ない状態が続いています。大きな金額を動かしているプレイヤーで買いに入っている人が少ないことが伺えます。ここ数日の日経平均の動きに対して、マザーズの上昇が強い動きを見せていることからも、少数の機関投資家と個人投資家が買いに入っていると考えられます。この状態が続く限り、大きな上昇は見込めないでしょう。
海外との動きを比較してみると、今週はヨーロッパ、アジア、南米がともに弱い動きを見せいています。その中でアメリカ株も調整期間に入っており、比較すると日本だけが価格を維持していると言えます。
今後の日本株が上昇と下落のどちらかに振れるか、まだまだ読みにくい展開ですが、どちらかと言えば下落の可能性を少し高く見積もっておくのが無難かと思います。