これから決算が盛り上がる時期になる
本日の日経平均株価は前日比+1.13%の15,928円、TOPIXは前日比+1.53%の1,299ポイントで引けました。寄り付きは弱かったものの、場が開いてからすぐに上昇し、そのまま高値圏で引けて行きました。
マーケットのトレンドとしては、昨年12月から始まった中期のダウントレンドはまだ継続していると考えられます。ただ、年度末をまたいだ後に起こる瞬発的な動きは落ち着いたと思いますので、その動きを狙った取引はもう手仕舞いにするタイミングです。
もう少し具体的に言うと、3月の最終週に通貨は円高に振れ、海外投資家はかなり売越しているにもかかわらず日本株は価格を維持していたという歪みが発生しました。その歪みの矯正としてマーケットが下がるだろうという読みに基づいた取引です。
ーー新年度に変わった後の急激なダウントレンドは敗れた
過去の記事にも書いた通り、僕はその歪みの矯正がトリガーとなってマーケットのダウンスピードが加速されるかと思っていましたが、指標価格が一段下がって改めて持ちこたえている現状を見ると、どうやらその読みは外れたようです。
今のポジションとしてはダウントレンドが続いている銘柄のショートは残していますが、大部分のショートポジションを解消して、強い上昇トレンドを築いているかもしくはブレイクアウト直後の銘柄を買っています。
今後のマーケットとしては、
①中期のダウントレンドの中の短期調整としてトレンドラインに向かって上昇する
②現在の水準でレンジを築く
のどちらかの動きをする可能性が高いと思います。
今週の予定されているところでは、マーケットトレンドを急変させるような大きなイベントはなさそうですが、企業決算がこれから盛り上がってきます。
マーケットは絶えず、決算情報を取り込んで変化していくので、これからしばらくの間はマーケットの動きを読み解くうえで、企業の決算情報をチェックしていくことが必要になります。
またしばらくの間、読書量を減らして決算書を読む時間が増えそうです。