1.全てに共通するルール
Contents
- マーケットと力比べをしない
- バフェットとの力量の差を知る
- 僕の絶対ルール
どんな投資法であれ,その前提となる信念や哲学が存在します.この部分を理解しないで手法だけ学んでも投資では思うように結果が出ません.この記事では僕が投資を実践するにあたっての前提となる考え方を紹介したいと思います.
1.マーケットと力比べをしない
僕がマーケットに向き合う時,常に自分に言い聞かせている事があります.
「マーケットと力比べをするな」という事です.新しくポジションを建てる時,僕は何かしらの仮説を持って臨みます.しかしその仮説はしばしば外れます.
思惑が外れた時にどう対応するか,マーケットでの勝敗はここで決まると考えています.
僕はマーケットと力比べをする事はありません.思惑が外れた時に「もう少し待てば思った通りに動くはずだ」とか「逆に割安になったから買い増しをしよう」と言った事はまず行いません.
間違えた時にはすぐに逃げます.つまり損切りです.
大体の場合は損失は5%以内に収まりますが,どんなに広がっても8%を超える損を抱える事はありません.
2.バフェットとの力量の差を知る
あれ?って思われた方もいるでしょう.なにせ「ブログ紹介」の中で投資に興味を持ったきっかけはウォーレン・バフェットだと書いたのですから,何でバフェットの投資哲学と真逆の考え方をしているのか,不思議に思われても仕方ありません.
僕はバフェットを見て投資に興味を持ちました.今でもバフェットをとても尊敬しています.彼に関する書籍を何冊も読みました.中でもスノーボールは大好きな作品です.
しかし,深く彼の事を研究したからこそ,その凄さを理解しています.ウォーレン・バフェットという人物は並外れたビジネスセンスと豊富な事業運営の経験を持ち合わせている人物です.縦横無尽に決算書を読みこなし,経営者の素質を評価する能力も桁違いに高いです.そんな彼だからこそ,マーケットよりも素早く,そして正確に企業価値を評価できるのです.
それはとても今の僕が真似できる芸当ではありません.その状態を目指して日々勉強をしていますが,今時点で投資の主軸をそこに置くのは間違っていると思います.彼我の差を見極めて,今の自分に合ったマーケットとの付き合い方をするべきだと思っています.
それはつまり,自分がいつでも間違える可能性があることを知り,間違えた時には素直に認めて,傷が広がらないうちに即座に逃げる事です.
100戦100勝なんて僕には一生できないだろうと思います.10回マーケットにチャレンジしたら6回勝てることを目指します.それはつまり4回は間違えてもいいということです.どんな投資法を実行にするにせよ,僕はこの前提に立ってマーケットと向き合っています.
3.僕の絶対ルール
僕が投資をする時の絶対ルールをまとめると下記の3つです.
- 仮説を持ってマーケットにエントリーする
- 仮説が外れたらすぐに逃げる
- 一回の取引の損失は必ず8%以内に抑える
日々更新する記事の中でも度々出てくることになると思いますが,とにかく間違えたらすぐ逃げる.損切りさえできていれば,絶望も破滅もしないで済むのです.
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